’08 . 1 . 13 (SUN)
<時間> 午前 10:30~ , 午後 14:30~
<会場> 彦根燦ぱれす → MAP
[ 2004年公開 ] <106分>
監督 / ショーナ・オーバック
出演 / エミリー・モーティマー、ジェラル・バトラー
<解説>
04年のカンヌをはじめ世界各地の映画祭で絶賛された本作は、これが長編第一作となる監督のショーナ・オーバックを筆頭に、プロデューサーにも脚本にも才能溢れる女性スタッフが結集し、細やかで美しい物語をつくりあげたわけだが、決してウエットになり過ぎないところがいい。エミリー・モーティマーの好演が光るリジーは息子を守らなければと日々気持ちを奮い立たせているが、難聴ではあっても口がきけないわけではない当の息子は、まだ見ぬ父へ宛てた手紙でしか心の内を見せようとはしない。ここにジェラルド・バトラー扮する臨時の父親役が加わり、互いを思いやる気持ちのもどかしさ、孤独、揺れる心を、極めて現実的に描いているのだ。そして、100%の愛情を注がれて育つ子どもは、きちんとその思いを受け止めるのだということも。
<STORY>
耳に障害のある息子のフランキーと毒舌家の母を連れて、リジーはスコットランド中を転々としている。暴力を振るう夫から逃げ回っているのだ。フランキーが難聴になったのも夫のせいだったが、9歳の息子に真実を告げるのは忍びなく、パパは船乗りで世界中を旅しているのだと教え、月に二度父親の振りをして手紙を出すと、フランキーも熱心に返事を書くのだった。ある日、父が乗っているとフランキーが信じる船が、彼らの町に寄港することになる。リジーは一日だけ父親役を演じてくれる男を探すのだが…。